LONGLEGSを観ました。※以下ネタバレ
なんで公開日がホワイトデーなんだよと思ってたら、14日だからってことか……サイテー!!
日本のプロモーションだとサスペンスっぽいけど、明確にホラージャンルですね、これ。
ぶっちゃけ、ラスボスがこういう超自然的なものだって展開は正直あんまり好きじゃなくて、今回も「悪魔かあ」と上映中にちょっと萎えてしまいました。だってそんなん絶対勝てないし、主人公の努力が無意味なのって胸糞悪い。一応上司の娘助けられてるから無意味ではないのか?。自分はキリスト教徒でもないから祈りに意味がないことへの絶望感もそこまではなく。
それでも観てよかったと思えるのは雰囲気づくりがうまいからですかね。なんというかもう閉塞感がすごい。画面が明るいのにこんなにイヤなことある?脚本に連動した画運びがさり気ないと同時に他に類を見ない感じで、真似できる気がしない。並の作品だとホラー用の色や画角っていうのがある(たぶん)けど、それが使われていなくて、普通の生活に紛れ込んでくる異物っていう演出を醸してるからかもしれない。それ以上は分析不可能。オズグッド・パーキンス監督の他の作品も観てみたくなりました。
それとジャンプスケアについて。つい最近ミッシングチャイルドビデオテープって映画を観て、こっちはジャンプスケアに親でも殺されたんか?ってぐらい皆無だったのに対し、ロングレッグスはだいぶやる感じで、対象的だなと勝手に思いました。ジャンプスケアが嫌われてるのって基本的につまらない作品に多用されがち(=インスタントに観客をビビらせられる安っぽい手法)だからだと思ってるから、今回は主人公のフラッシュバックと連動してるし、いいんじゃないかな……。苛立ちとかはなかった……。
んでやっぱりニコラス・ケイジの怪演がこの作品を支えていますね~。とても良かったです。てかニコラスケイジってこんな顔だったっけ。こいつに顔と名前と誕生日覚えられてたらかなりイヤですね。悪魔崇拝おじさん。
最後に、エンドロールが悪魔的すぎて笑った。初めて見たわ。
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